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女性の働き方コラム@シンガポール【番外編(インタビュー)】

こんにちは。

ライフデザインコーチ、はたらくママ@シンガポール代表の

まっきーこと小野麻紀子です。

 

2018年10月号

PARTIさんでのインタビューをお届けします。

ママでも妻でも働きたい!

働く女子INTERVIEW

アイデンティティークライシスを乗り越えて

今、この国でしか出来ない私らしいオシゴト

私が来星したのは2010年、28歳の時。結婚を機に、好きだった人材関係の仕事を辞め、シンガポールへ。

専業主婦は性に合わず就職活動をすぐに始めたものの、英語が足枷となり、理想の仕事に出合えませんでした。

好きな仕事で来星をして、どんどん成長する旦那さんを羨む日々。3日おきにこの世の終わりというくらい落ち込み、家出したことも。

せめて私生活を充実させようと、スカイプ英会話をしたり、ローカルの写真教室に通ったり。職場では必死に英語を使っているうちに1年半かけてなんとか職務がこなせるようになり、ついに転職に成功。大手人材紹介会社で内定をいただきました。

が!その3日後に妊娠が発覚。なんとか違う職種で内定維持はできたものの、働きながらの海外育児が不安で、不安で。シンガポールの出産事情、産休・託児についてなど、調べることがてんこ盛りで本当に大変でした。でも振り返ってみると、旦那さんと協力して情報収集したことで、夫婦の絆が深まったかも。

新しい仕事は人材に関わる、もともと好きな仕事。働くことが再び楽しくなりました。とはいえシンガポールは産休が短く、生後2か月の乳飲み子をナニーさんに託して出勤するときは泣けましたが。

私はシンガポールに来て強くなった気がします。未来は自分で切り拓かなければと思うように!

 

この頃、自分のライフワークは「女性×キャリア」に関わっていくことと決めました。仕事以外でも「はたらくママ@シンガポール」をスタート。働くママと共に不安をシェアし、前向きに話せるような場作りがしたくて。ここで、今は育児に専念しているけれど、本心では働きたいと思っている女性がなんと多いことかと知りました。第2子を出産後、私は仕事をあえてパートに変え、「キャリアデザインカフェ」という活動を始めました。働き方コンサルタントとして、いろんな悩みを抱える日本人女性の心の声に寄り添い、実際的なアドバイスを行っています。現在は「キャリアデザインカフェ」のビジネス展開を計画中です。

 

子どもの手が離れたから働きたい、海外でキャリアアップをしたい、純粋にお金を稼ぎたい…働く理由は十人十色。いろいろ悩んだ私ですが、これだけは自信を持って言えます。働くことでシンガポールならではの出会いと経験があり、それは必ずや人生を豊かにしてくれるはず。もちろんあえて働かないという方も多いと思いますし、事情があって働けない方もいると思います。でも、もし働きたいけれど、勇気が出ない女性がいるのなら、背中を押すお手伝いをしたい。ときには働けない悔しさにも耳を傾け、前向きに進める道を一緒に探したい。それこそが、私がこの国で見つけた、私だけのオシゴトだから。

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