女性の働き方コラム@シンガポール【Vol04/在宅ワーク編】
こんにちは。
ライフデザインコーチ、はたらくママ@シンガポール代表の
まっきーこと小野麻紀子です。
2017年12月号
PARTIさんでのコラムをお届けします。
Q
在宅で仕事を探したいのですが、
今までのキャリアを生かせる仕事は見つかるでしょうか。
Q
在宅で仕事を探したいのですが、
今までのキャリアを生かせる仕事は見つかるでしょうか。
Hさん(35歳)は、6歳(年長さん)と1歳になったばかりのお子さんを持つ2人のママです。ご主人の駐在に帯同するためHさんは泣く泣く日本の仕事を辞めることを決意。日本では得意な英語を生かし、外資系企業で役員秘書をしていたHさん。来年お子さんが小学生になり早く帰宅することもあり、会社員としての就職ではなく、元の経験を生かした在宅の仕事にチャレンジしようと考え中です。
A
職種にこだわらず、経験を生かすことを重視
日本からのリモートワークも視野に入れて
Hさんの場合、在宅での仕事を得る方法は3つ。
1:現地の人材紹介会社などで探す
2:退職した会社から仕事を請け負う
3:インターネットで探す
まず1の方法ですが、紹介会社経由でも在宅案件はありますが、難易度は高いと思います。在宅で働く人のほとんどが友人の紹介、もしくは、元々オフィスで働いていた後に生活スタイルが変わって、会社との信頼関係があったうえで考慮してもらっている場合が多い様子。
2の方法で、リモートでできる仕事をさせてもらえるように交渉してみるのもお勧めです。今ではネット環境も発達していますし、日本とは時差が少ないため仕事はしやすいでしょう。3の方法では、人材に関する情報を提供している日本のWEBサイト→求人情報が載っているマッチングサイトや人材会社のサイト「ワリス」「ビザスク」「Mamasan&Company」「ランサーズ」等では、完全リモートで出来る求人もあります。データ入力のような単純作業から、企画、営業、秘書といった仕事も! 色々なサイトを見て、自分に合った仕事を探してみてください。
ただ、心配されるのが、ビザの問題ですよね。そこで朗報! LOCを取らずとも一定の条件下であれば、在宅で仕事ができるそうなんです。この話を知人に聞き、私も実際に「MOM(Ministry of Manpower)」に問い合わせたところ、以下の返信が来ました。
A Letter of Consent (LOC) will not be required when:
1) You are working for an overseas company from home; and
2) The overseas company has no local presence; and
3) You are not meeting or providing services to clients in Singapore.
例えば、日本企業に雇用され、その会社がシンガポールに法人を持たず、日本向けのサービスに関することであれば問題がないようです。
Hさんの場合、英語が得意で、海外とのやりとりに関する英文契約書などのやりとりもされていたので、例えば翻訳の会社に登録し、仕事を請けることなどもできそうですね。違う職種でも視点を変えれば、経験が生かせる仕事が見つかりますよ! 頑張ってください。
Message
子どもを預けるか否かで集中できる時間は大きく変わってきます。子どもの面倒を見ながら働く場合には、仕事時間・内容をしっかり検討してみてください。お子さんを預ける場合は、在宅であれば、時間の融通が利くことも多いので、幼稚園、保育園やメイドさんなど色々な選択ができますね。Hさんらしい働き方ができるように応援しています。
※ビザについて不明点がある場合には、直接MOM(www.mom.gov.sg)に質問してみることをお勧めします。
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※こちらの記事は2017年12月に記載した内容です。
こういった情報は変更されている可能性もありますので、
詳細については、ご自身でご確認ください。
※MOMへの問い合わせフォームはこちら
(2018年6月現在)
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